熟したブラックベリーやダークチェリー、プラムの風味を持ち、コクがあり力強いジンファンデル。ほんのりとスパイス香やオーク樽によるトースト香を感じる。

「アメリカン・ゴシック」は、1930年にグラント・ウッドによって描かれた有名なアメリカの絵画で、現在はシカゴ美術館に所蔵されています。絵の中の家は、アイオワ州エルドンに実在する「ディブル邸」で、現在では「アメリカン・ゴシック・ハウス」として知られています。
この絵は1929年に起きた世界大恐慌の直後に制作され、カーペンター・ゴシック様式の木造家屋の前に立つ、熊手を手にした農夫とその娘が描かれています。彼らの表情からは困難な時代に立ち向かうたくましさと決意が伝わってきます。ウッドはこの二人を気骨のあるアメリカ人の象徴として描きましたが、絵を見る人々の解釈は様々で、想像力をかきたてます。「アメリカン・ゴシック」はモナリザに次いで世界で最もパロディ化されている絵画とも言われています。