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フランス

Famille Biscaye

ファミーユ ビスカイェ

1924年 設立

面積:30ha

生産量:4万5千本

~学生時代から継承し、挑戦し続ける現当主が紡ぐ革新の物語~

フランス・モンペリエ郊外の小さな町、カステルノ・ル・レに位置するドメーヌ・ビスカイエは、1924年の設立以来、ビスカイエ家4世代にわたり、ラングドックの中心部で30haのブドウ園を営む家族経営のワイナリーです。カステルノ・ル・レに残る数少ないワイン生産者の一つでもあり、伝統と現代の技術を繊細に融合させることで、鮮やかなフレッシュさと卓越したフィネスを兼ね備えたワインを生み出しています。

現当主エマニュエル・ビスカイエは祖父の逝去を機に、学生の身でありながらドメーヌを引き継ぎました。彼はブドウ畑全体の植え替えに着手するとともに、醸造設備の刷新にも取り組み、ワイナリーの方向性を「量より質」へと転換し、その成果として2010年には初の自社瓶詰ワインをリリースしました。

2013年には、販売力強化を図るべく地域の販売協同組合「カーヴ・ラングドック・ルシヨン」とパートナーシップを締結。地域のワイン造りにおける環境的、経済的課題に対し同じ目線を持ち取り組んでいます。未来の世代と自然、そして地域コミュニティに健やかな環境を残したいという思いから、エマニュエルは2020年夏に有機農法への転換をスタートしました。温暖で乾燥した地中海性気候と砂質シルト土壌を活かし、2019年からは草生栽培も導入し、土壌の再生に取り組んでいます。

環境を大切に守りながら育むワインは、多くの人に愛され、誰もが気軽に楽しめる味わい。これこそがエマニュエルの目指す理想のワイン造りです。

ワイン畑の絵