イタリア
Vigneti Radica
ヴィニェーティ ラディカ
2009年 設立
面積:30ha
ヴィニェーティ ラディカは、イタリア中部アブルッツォ州の有数のワイン産地トッロに位置する家族経営のワイナリーです。その歴史は1950年代、祖父ロッコがトッロに最初のブドウ畑を拓いたことに始まります。当初は食用ブドウを栽培し、家族や友人のためにワインを造っていましたが、それが好評となり、ワイン専用品種の栽培にも取り組むようになりました。アブルッツォ産ワインの可能性を強く信じていたロッコは、地元ワインを生産するために設立されたトッロの農業協同組合の創設メンバーの一人としても活躍しました。
その情熱を受け継いだ息子アントニオは1970年代に畑を拡張。2009年には息子のジャコモとロッコ・ジュニアとともに、正式に「ヴィニェーティ ラディカ」としてワイナリーを設立しました。現在はジャコモを中心に、ブドウ栽培から醸造、瓶詰めまで一貫して自社で行い、環境への配慮と持続可能な手法を大切にしたワイン造りを実践しています。
ブドウ畑はアブルッツォ州のファラ・フィリオルム・ペトリ、アーリ、トッロ、オルトーナの4つの町に広がり、山から丘陵、そして海を望む多彩なテロワールに恵まれています。総面積は約30ヘクタールに及び、生産するワインのブドウをすべて自社畑でまかなっています。
アブルッツォの田舎には、家系ごとに代々伝わる“屋号”のようなあだ名があり、ラディカ家は「リ・トゥーレ(Li Ture)」と呼ばれてきました。これは「牡牛」を意味し、力強さと誇りを象徴するものです。ラディカ家はこの伝統に敬意を表し、堂々とした牡牛をワイナリーのシンボルとして掲げています。
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Passerina Tullum DOCG
イタリア産
白ワイン
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Rosso Tullum DOCG
イタリア産
赤ワイン





