フランス
Albert Hertz
アルベルト・ヘルツ
1843年 設立
面積:10ha
生産量:40000本
~テロワールと自然を映す、真のアルザスワイン~
アルザス地方の美しい村エギスハイムに位置する、12ヘクタールの老舗家族経営ドメーヌ。1982年以降、段階的に化学肥料や農薬の使用を減らし、最終的には使用を完全に廃止しました。ブドウ品種の個性だけでなく、その土地のテロワールを映し出す本物のワインを造るという哲学を掲げています。
2004年には初のビオディナミによるキュヴェをリリースし、2007年からは全ての畑をビオディナミ農法へ転換。2008年には世界でも最も厳格とされるドイツのオーガニック認証「デメター」を取得し、2011年ヴィンテージからは全てのワインを、完全なビオディナミ農法で醸造するようになりました。さらに2013年には、ロマネ・コンティ(DRC)やシャトー・ポンテ・カネなど、世界を代表する名門ワイナリーが加盟するビオディナミ生産者協会「ビオディヴァン(Biodyvin)」にも正式加入。畑と人、そして宇宙のリズムとの調和を重視するビオデナミの哲学のもと、アルベルト・ヘルツは、自然のエネルギーを最大限に引き出す、極めて完成度の高い生産方法を実践しています。
主な銘醸畑(クリュ)には、アイヒベルグ、フェルシグベルグ、ヴォルブール、ツィンコッフレといった著名なグラン・クリュを擁しています。
畑は、耕作や刈り取りを含む細やかな土壌管理を行い、植物・動物・鉱物由来の調合剤を使用。天体の運行を考慮したタイミングで作業を行うなど、自然との調和を大切にしています。土地固有の生態系を守り、平均樹齢30年の古木を大切に維持するなど、自然との調和を重んじるアプローチを徹底しています。収穫はすべて手作業で行われ、伝統的なオーク大樽での醸造と、最新の技術を融合させたアプローチにより、クラシックと革新が共存するスタイルを確立しています。
アルベルト・ヘルツのワインは、ミネラル感や塩味を伴う、複雑で表現力豊かな辛口スタイルが中心です。自然と人との真摯な対話から生まれた、まさにテロワールの本質を映し出すワインです。
なお、2025年開催の大阪・関西万博では、フランスパビリオンにて「アルザス ゲヴュルツトラミネール エギスハイム 2022」が公式に採用されました。












