フランス
L.Bénard-Pitois
L.べナール-ピトワ
1878年 設立
面積:12ha
生産量:約7万本
~有機栽培でテロワールの純粋性を追求するレコルタン・マニピュラン~
マルイユ=シュル=アイに拠点を置くレコルタン・マニピュラン(自社栽培・自社醸造の生産者)。家族経営で4代に渡ってシャンパーニュを造り続けています。世代が移り変わる中で規模を広げながらも、最大の転機となったのが3代目ローラン・ベナール氏による有機農業への転換でした。除草剤や人工肥料を完全に排し、自然を尊重した栽培に踏み切ったことで、現在のスタイルと品質の基盤が築かれました。
2010年には、ローラン氏自身の哲学を具現化した新ブランド「シャンパーニュ・ローラン・ベナール」を立ち上げ、畑から醸造に至るまで最小限の介入でテロワールを純粋に映し出すワイン造りを本格化。
2020年に4代目シャルルが、2024年には妹のアンも加わり、全畑の有機栽培化と生物多様性の回復を目指しながら、自然を尊重した次世代の栽培をさらに推し進めています。
マレイユ=シュール=アイは、マルヌ県の複数のサブリージョンが交わる要地で、古代ローマ人が最初にブドウを植えたとされる歴史的な土地でもあります。メゾンが所有する畑の大部分はプルミエ・クリュ、一部はグラン・クリュに格付けされており、粘土石灰質の表土とチョーク質の下層土、南向きで風通しのよい斜面という恵まれた環境は「温暖なテロワール」として知られています。とりわけ古樹のピノ・ノワールに適した土地で、シャルドネやムニエとともに多様な個性を育んでいます。また2代目が選抜したマサル・セレクション(優良株のクローンに頼らない苗の選抜)を受け継ぎ、これを未来へ守り伝えていくことも大切な取り組みとしています。
現在、メゾンでは2つの異なる哲学を持つブランドがあります。
シャンパーニュ・ローラン・ベナールは、主にステンレスタンクを使用し、樽は香味付けとして最小限にとどめ、伝統的なドザージュを行うクラシックなスタイル。異なるヴィンテージのキュヴェをブレンドし、安定した品質を重視したシャンパーニュが中心です。
一方、シャンパーニュ・ローラン・ベナールでは、ステンレスタンクに加え木樽やアンフォラなど多様な発酵槽を用い、単一区画の個性を掘り下げた少量生産を展開。エクストラ・ブリュットやノン・ドザージュで長期熟成させ、新たな味わいを追及しています。2009年以降は有機栽培を本格化し、現在4haがAB認証を取得しています。
ローラン・ベナールの名を冠したこのブランドは、「畑から醸造まで、生きたものを導く」という彼の哲学を体現したもの。最小限の介入でテロワールを最大限にピュアに映し出し、食の世界と響き合うシャンパーニュを目指しています。
自然を尊重し、テロワールの本質を最大限に表現する——。
その揺るぎない信念こそが、ベナール家が世代を超えて貫いてきたシャンパーニュ造りの核となっています。
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Champagne Bénard-Pitois Carte Blanche Premier Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Bénard-Pitois Brut Réserve Premier Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Bénard-Pitois Brut Réserve Premier Cru Magnum
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Bénard-Pitois Brut Rosé Premier Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Bénard-Pitois Brut Nature Premier Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Bénard-Pitois Blanc de Blancs Millésimé 1er Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Laurent Bénard Vendange Blanc de Noirs
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Laurent Bénard La Clé des Sept Arpents 1er Cru
フランス産
スパークリングワイン
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Champagne Laurent Bénard Vibratis 1er Cru
フランス産
スパークリングワイン





