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イタリア

Cantine Salvatore

カンティーネ サルヴァトーレ

1998年 設立

面積:20ha

生産量:80万本

~手仕事と情熱で紡ぐ、ティンティリアの名手~
カンティーネ・サルヴァトーレは1998年に、パスカーレ・サルヴァトーレによって設立された家族経営のワイナリーです。モリーゼ州南部の豊かな丘陵地帯にある小さな町ウルーリは、ローマ時代からワイン造りの歴史を持つ土地で、パスカーレは故郷とその産物の価値を高めたいという強い思いからワイナリーを立ち上げました。

自社で所有する約20ヘクタールのぶどう畑は、標高約300メートルに広がり、石や小石を含む水はけの良い土壌に恵まれ、典型的な地中海性気候の恩恵を受けています。栽培は手作業を基本とし、垣根仕立てや短梢剪定、ギュイヨ方式で丁寧に管理されています。また、機械的・化学的手段の使用をできる限り減らし、自然環境の力を最大限に活かすワイン造りを実践しており、すべてのワインはビオワインとして生産されています。

ワイナリーの哲学は、ぶどう栽培に対する情熱を何よりも重視することです。優れたワインはまず畑から生まれると考え、最良の土地やクローンを選び、剪定から収穫まで丁寧に管理することが、偉大なワインを生む秘訣とされています。畑やワイナリーでの作業は一つひとつ丁寧に行われ、土地の特性や魅力を最大限に引き出したぶどうとワインを生み出しています。

カンティーネ・サルヴァトーレは、モリーゼ原産の土着品種ティンティリアの畑が近年高く評価されており、この品種およびワインの主要な生産者の一つとして知られています。パスカーレ・サルヴァトーレは、この土着品種の再発見と価値向上への取り組みが評価され、ヴィニタリー2013で「イタリアワイン醸造学功労賞(Premio Cangrande)」を受賞しました。

ワイン畑の絵